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2014-01-24

最期

今日は私にとってオリジナルを初めて約一年目の大事なライブ、初の50分枠の演奏があります。見所は、自分がもっているオリジナル曲を全部披露するのと、今まで自分がライブで行って来たことを振り返りながら、ここまでの活動のまとめ、また進化しつつある姿をおみせできたらと思いますので、もし今日いってもいいよ!という方はぜひご連絡ください。(詳細は前の記事にて)デモ音源ももっていきますのでよければ手に取ってみてみてください。


話は変わりまして、そんなライブを控えた昨日はお仕事だったのですが、昨日少し考えさせられた出来事を話します。
実は私、有料老人ホームという場所で働いていまして。そのお仕事自体の話については、追々詳しく話せたらなーと思っています。

昨日私はシフトでは早番で、勤務は夕方頃には終わっていたのですが、会議やら研修やらで遅くまで残っていて、ようやくタイムカードを切って帰路につこうと事務所にいったところ、ホーム長が「○○様がご逝去されました。」とおっしゃいました。私は一緒に残って下さっていた先輩にも声をかけて、その旨を伝え、先輩と一緒にその○○様の部屋に行きました。ベッドの周りに数人のスタッフの方が集まっていて、○○様のご家族も今ホームに向かっているということでした。

○○様は私が担当する階のご入居者ではありませんでしたが、私が他階の研修でいっていた時に数日間その方と接することがあったり、ご入居者の入浴を担当する日には階をまたいで入浴のお手伝いをするので、その時に接したり、という程度でした。けれど、○○様のお眠りになった顔をみて涙がとまらなくなってしまい、なんて声をかけたらいいか分からず、しばらくそばにいました。

その方は数ヶ月前からターミナル(終末期)の対応の方で、部屋にはその方の写真がたくさん飾ってあったり、ご様子ノートというターミナル対応の方だけに置かれている様子を記録していくノートがありました。ターミナルという対応になっても、お声をかければ返事をしてくださったり、意思疎通はしっかりできていたように思えたので、死に向かっているという意識は私にはほとんど感じられませんでした。

4月に入職してから、実はご入居者が亡くなるのは3人目です。いずれもターミナルという対応になってからだったのですが、みなさんその切り変わりというのは私のような素人にはまだ分からないもので、「終末なんて、まだお元気じゃないか」「きっとまだまだ大丈夫」という印象でした。○○様はその時の数分前までまだ息をしていたそうで、肌はとても白くなっていましたが、眠ったような表情で首もともまだ暖かさが残っていました。

そして、入居者を見送る時に私がいつも驚くのが、スタッフのみなさんの対応です。みなさん私よりも長く働かれていて、私よりも亡くなられた方との想い出が何倍もたくさんあるはずなのに、とても気丈に振る舞われるんです。私は涙を流すだけで何をしていいか分からず、ただただ見つめているだけでしたが、他のスタッフの方は「まだ暖かいうちに早くご家族がこないかしら」「ご家族が来る前に部屋を整えないとね」「旅立ちの衣装ちゃんと用意してあるわね」「こんなに早いなら、最後に大好きなビールを飲んでおけばよかったわね」なんて。涙を流しても、すぐに旅立ちの準備をはじめたり、その方の想い出を話したり、死という現実に受け入れるのに必死な私とはまるで違うように思えました。

まだ全然頭の中が整理できていないし、この世界に片足つっこんだだけ、みたいな私が何かを語る権利もないのかもしれないけど、人の死って、それを悲しんだりただただ泣いたりすることだけが、正しい見送り方じゃないんだと思います。あきらかにみなさんの対応の方が”プロ”なんだな、と。泣くのは一瞬でも、すぐにその方が幸せに旅立てるための準備やその方の周りのご家族がよりよく見送れるための準備にまわる姿が、悪い意味で死に「慣れている」ということではなく、それが自分の感情に振り回されずに本物の「プロの仕事」をするということなんだな、と感じた。

昨日はすごく考えさせられたし、しばらくは人の死というものについて色々と考え続けるだろう。ただ、そのような振る舞いが今の私にはとてもできないし、少なくとも「ターミナルのケア」という部分で本物のプロとの違いをすごく感じた日だった。
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プロフィール

神楽サティ

Author:神楽サティ
神楽サティ(かぐらさてぃ)と申します。
シンガーソングライターの端くれをしています。R&B、Rock、歌謡曲などを含んだ「ポップス」を目指して、現在ライブハウスで活動中。主に気まぐれなつぶやきですが、よかったらのぞいていって下さい。

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