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2015-08-31

筆談ホステス

最近読んだ本を紹介します。
「筆談ホステス」斉藤里恵著

これはタイトルの示す「筆談ホステス」こと著者である斉藤さんの半生を綴った、自叙伝的な著書です。彼女は幼くしてほぼ耳が聞こえない体となっていまうのですが、幼少期はそのようなハンデを持ちつつも兄弟や親友たちといった人々の支えの中で明るく育ち、ある時から接客業に自分の適正を感じるようになり、ホステスとして働き始め、「筆談で接客をするホステス」として人気を得るようになるまでの軌跡や彼女のこれからの前向きな夢が書かれていました。

この本は数年前から耳にしていて、「耳が聞こえなくてもホステス、そんな人もいるんだな」くらいに思っていたのですが、今年の帰宅の区議会議員に立候補し、見事トップ当選を果たしたというニュースを知って、改めて彼女の存在が気になりだしたのでした。

まずみなさん知っての通り、ホステスは接客業の中でもお客さんとの会話で成り立っているような職業であり、耳の聞こえない方がどうやってホステスとしてコミュニケーションをとるのか、というのがとても興味深いところでした。実際斉藤さんもホステスとして働き始めたときは、周りの人から「本当にできるのか」「どうやって仕事をするのか」というのを心配されていたそうです。しかし、斉藤さんは得意の「筆談」を武器にして、逆に口頭での会話では出来ないようなコミュニケーション’(例をあげれば、イラストを描いてみたり、漢字の成り立ちなどで教訓を示したり、他のお客さんやホステスにばれないような秘密の会話をしたり)をしてそれを輝く個性として、銀座の人気ホステスにまで成長することになったんだそうです。

ありきたりだけれども、この本からはとても勇気をもらったし、自分にどんなハンディキャップがあろうとも工夫次第でそれを武器に変えることもできる、つまり「ハンディを良い訳にして前に進まない人」と「ハンディを乗り越えて前に進んで行く人」の差が明確にある、という素晴らしい教訓を教えてもらいました。確かに生まれた環境や自分の生まれ持った性質等は選ぶことができないし、それを周りと比較して不公平に感じてしまうことは誰にだってあるし、むしろそれが普通だと思います。けれど、その自分を取り巻く環境や性質と向き合うかどうかで、妥協してそれなりの生活を送るか、自分に本当に合った生活を切り開いて行くか、という分かれ目になるのだな、と感じました。

ホステスというお仕事についても、この本を読んで初めて知ることが多かったのですが、お客さんを呼んで楽しませたり、喜んでもらえるようにするという意味では、自分がやっている仕事や音楽活動とも共通していて、彼女の苦悩や喜びに共感できる部分も多かったです。また私が大学の時にやっっていた塾講師のアルバイトは、講師が生徒さんから指名される方式だったので、もろに指名の数や授業の数がお給料に直結するし、自分の仕事ぶりや担当してる生徒さんの成績や試験の結果がその後の自分の評価や指名にも関わってくるという世界に身を置いていたので、ホステスのシステムは厳しくも思えたけど、全然人ごとだとは思わなかった。そしてそこでも色々な講師の方がいたけど、自分の個性を割り切って売りに出来る人というのは、やはり生徒から人気のあることが多かったので、本当に自分という材料を生かすも殺すも、料理の仕方次第なんだなと感じた。

そしてまた彼女は「耳が聞こえない」というハンディを持ちながらも、ホステスという世界に飛び込んだその勇気に、何よりも感服してしまう。
余談だが私は学生時代から勉強の中で英語が好きで、中高大学や塾や予備校などで英語だけは自主的に勉強してきたのだが、実際外国には行ったことが無くて、その英語を使ったり海外の場で英語力を磨いたという経験もない。これだけ長い時間を英語の勉強に費やしても「自分の英語力なんかでは海外に通用しない」と弱腰になってしまう。そんな中、全く英語を喋れない人が海外の人と楽しげにコミュニケーションをとっていたり、全く英語が分からない人が一人で海外に行って英語がペラペラになったという話をきくと、なんだか「悔しい」というか、「なんで私にできないでその人にはできるのだ」と思ってしまったりする。そしてその要因は、先ほどいったような意識の差というか、飛び込むためのほんの少しの勇気なんだろうと思う。

「どうせ自分なんか」とか「これがあるから自分には無理だ」とか決めつけていて、色々な可能性を自分で狭めている場合は多くて、そして歴代の偉人や有名人たちは、そのような普通の常識を覆すようなことを成し遂げて来ている。凡人になるか天才になるか、ただの人になるか奇跡を起こすか、夢を叶える叶えないというのも、本当にその人の意識やモチベーションが占める割合が大きく、もしかしたら生まれ持った環境や性質、才能なんてものはほとんど関係がないのかもしれない。偉人の逸話とか、奇跡のお話とかをきくと、こうゆうことをすごく感じさせられるけど、この本を読んで改めてそのことを実感した。前に紹介したビリギャルのお話もそうだけど、ハンディを持った人がなにか凄いことをやってのけるというのは、周りの人にとてつもない勇気や感動を与えるものだ。

私も、自分の環境やハンディを理由にして行動しない「ただの人」にはなりたくない。
どうせなら、バカみたいに自分を信じてみて、全力で自分の置かれた状況と向き合ってみたいなと思ったのでした。


〜ライブ情報!ご予約受付中!〜
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9月3日(木)
@赤坂グラフィティ
「歌女-utaime- act.62」
開場 / 18:30 開演 / 19:00
前売 ¥ 2,300 / 当日 ¥ 2,600(+1D)
<出演>
上田マユミ/神楽サティ/笠井香奈/光未-terumi-/Kazue
※出番は19:30~です!
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【オススメ】9月26日(土)
@明治神宮前 ひまわり広場で手をつなごう
辻村崇×ひまわりpresents「はじめまして」
開場 / 17:30 開演 / 18:00
前売 ¥ 2,500 / 当日 ¥ 2,500
<出演>
辻村崇 / 神楽サティ / トモクロウ / まい

シンガーソングライター兼ギタリストの辻村崇さんの企画!
辻村さんとは初対面ですが、当日即興で私の曲をコラボする素敵な試み!オススメです!

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10月2日(金)
@代官山NOMAD
NOMAD Presents「 十人十色 ~ノマコレ~Vol.38」
open18:00 start18:30  
前売り¥2500・当日¥2800(D代別)
<出演>
門西恋 / 美里ウィンチェスター / 橋爪もも
上野まな / 松岡里果 / 神楽サティ
※出番は18:30~です!
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【オススメ】自主企画ライブ!
神楽サティ Presents
『ホームパーティ』
10月25日(日)
開場 17:30 開演 18:00
場所 明治神宮前 ひまわり広場で手をつなごう
料金 2000円+1D

<出演>
おとなり / isao / graymarina / てるいちゃん / 神楽サティ

※21頃からオープンマイク・交流会の予定!
音楽だけじゃなく、食べて飲んで喋って楽しめる会にしますので、ぜひぜひご参加下さい◎
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2015-05-15

話題のビリギャルを読んでみた

どうもどうも、お久しぶりの更新です。
最近の私を一言で言えば、精神状態の嵐を過ぎ、今ちょっと落ち着いてるところです。
少し前までは、ものすごいマイナス思考になったりメンタルがめっちゃ不安定な感じだったのですが、自分なりにもがいてみたり、アドバイスをくださった方々のおかげで、ようやく正気を取り戻せて来てます。ま、ブログに過程を何も書いてないので、これだけ読んでもなんのこっちゃって感じですよね。笑 

そのもがいていた時期に読んですごく励まされた本があって。
今話題になっている映画「ビリギャル」の原作本
「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」

前々から本屋さんに並んでるのを見て気になってはいたんだけど、なんとなく今の状態の自分が心ひかれるところがあったのか、私はこのタイミングでこの本を読んでみた。

この主人公のビリギャルちゃんは実在した人で、勉強はおろか日本人の常識的なこともかなり欠けているような状態から、一年間先生の授業を受けながら学力も人間も変わっていって、最終的に目標であった慶應に合格したという、実際にあった奇跡の話なのですが、
なんというかこの主人公のビリギャルちゃんは、自分に一番足りないところを持っている子なんだなって感じた。

この著者の坪田先生もいっていたように、ビリギャルちゃんは入塾当初学力的な頭は悪かったかもしれないけど、「素直さ」という素晴らしい資質をもともともっていた。先生とのやりとりでも、分からないことは恥ずかしがらずに質問して、自分の間違いに気づいてもそれで変に落ち込むこともなく、素直に新しいことを吸収していく。これは簡単なことのようで、実はものすごく難しいことだ。

普通の人だったら、どうしても周りの目や自分が人からどう思われるかというのを気にしたりして、自分の疑問点や感じたことなどを外に出すにも一瞬考えてしまったり、または検討した結果自分の中に閉じ込めてしまうということが多い。自分が人と違うということや、常識を知らないということを認めたくないし、それを人に知られるのを恐れたり恥ずかしく思って、外に出すことをためらい、そのため疑問点を曖昧なまま過ごしてしまうこともある。
つまりそれは、自分というものの威厳を保持していたいというある種の「プライド」がそうさせていて、こういった自尊心やプライドが働くからこそ、人は自分の中身の欲求に素直に行動できないのだと思う。しかし、このプライドというのは人間であれば、成長とともに常識レベルに備わっていくものなんだと思う。ただこれがあることで、ときに私たちは自分の欲求や嗜好に素直に生きることを阻まれ、自分をよくみせようとしたり、自分の思いを隠そうとしたりしてしまう。

ところがこの本のビリギャルちゃんは、そうゆう余計なプライドみたいなものもなく(こういうともしかしたら失礼かもしれないが)、自分の疑問に思ったことは何でも質問することで、そこからスポンジのように全てを吸収していって、ぐんぐんと成長していった。「分からないことを質問する」また「人からアドバイスされたことは、全て取り入れる」ということ。これができるというビリギャルちゃんは、もともと素晴らしい資質の持ち主だったんだというのが、この本で強く思ったことだ。

私はこの本で改めて感じたのは、実は自分が臆病だったり、なかなか自分を変えることができないのは、「プライド」が高くてこの「素直さ」に欠けていているという面が多いにあるんじゃないか、ということ。自分で言うのもなんだが、私は常識的な部分がかなり欠けている。(笑)このビリギャルちゃんをみて、こんな子もいるのかと少し安心したけど、当然のようにみんなが知ってるようなことを自分は知らなかったり、それを指摘されたりすると、結構落ち込んだり、気にしたりすることが少なからずある。だからそうゆう自分の無知な部分を人に知られたら、軽蔑されるんじゃないか、という恐れもある。だからなんとなく殻に閉じこもりたくなったりもして、行動することに臆病になる。

この本のビリギャルちゃんは、同じ「常識がない」という部類でも、警戒心がなく、素直で、思ったことや疑問に思ったことはなんでも口にする。そのため周りからはバカにされつつも、知らなかったことを人から教えてもらえたりするし、もらったアドバイスも素直に受け止めてちゃんと実践する。
この本を読んでから今までの自分を振り返ると、人からのアドバイスを聞きたがっても、それを実際に行動に起こせていたのはどれくらいだったか、と考えてしまった。いくら周りに素晴らしい人がいて、すばらしい助言をもらったとしても、それを実践していなければ何もないのと一緒だ。私は今までどれだけ周りの人の言うことに素直に応じてきただろうか。私以外の人も多くの人が、自分の与えられた能力や環境を最大限に生かすことはなかなかできていないと思う。それがこのビリギャルちゃんは、もともともっていた「素直さ」という資質によって、周囲も驚くようなスピードで能力を伸ばすことに成功した。その隠れた能力を引き出すのにも、坪田先生という素晴らしい指導者の方の存在が本当に大きなものであったが、そうした周りの環境に順応しようと努め、それらの助言を全て素直に実践してきたビリギャルちゃんはやはり偉大なのだ。

この本は色々停滞していた私に「やればできるかもしれない」という大きな勇気を与えてくれたし、もっと自分の思いや周りの助言にも素直に行動していこうという姿勢にさせてくれた。そしてこれだけ多くの人に感動を与えている、本当に素晴らしい教訓を含んだいいお話だった。

余談だが、大学時代に私もバイトで個別塾の講師をしていたので、こういうビリギャルちゃんみたいな「えっ」ってゆう感じの子を何人も見て来ていて、この授業風景とかも「分かる分かる〜」とかなり親近感が湧いた。そして、実はビリギャルちゃんが合格した慶應大学の総合政策学部が所属するSFCというキャンパスは、実は私が通っていた学部キャンパスでもあり、しかも学年的にも2〜3つ違いくらいで在学中何年かかぶっていたはずなので、ビリギャルちゃんとキャンパスでお会いしていた可能性がかなり高い。いっちゃなんだけど、生徒数も多くはないし、狭いキャンパスなので、絶対どこかでお会いしてると思う。笑 そう思うと、直属の先輩にこんなすごい逸話を持った人がいたかということに、勝手に誇らしく思うし、ますます勇気をもらえたような気がする。

まだ読んでない人は、ホントにいい本なので、おすすめですよ。映画もどこかで観に行きたいな。ではでは。

2015-02-07

マーケティングの基礎を学ぶ

どうもどうも、先ほど読み終えたばかりの本がとても面白かったので、せっかくですからご紹介しておきます。
「なぜか売れる」の公式(理央周 著)

いわゆる「マーケティング」についての本なのですが、めちゃめちゃ分かりやすく噛み砕いてあって、マーケティングの基礎知識がない私にもとてもよく理解できて、すごくためになりました。

もともと私は大学時代からマーケティングに少しだけ興味があって、大学は半期ごとに受講する授業を選べる選択授業システムの学部だったため、当時マーケティングの授業も何回かとったことがあったのですが、その時の授業は自分的にあまり面白くなくて、「私はやっぱりマーケティングは向いてないんだなー」と思いながら挫折してしまったのです。でも、先日本屋で偶然このタイトルを見かけて興味をもってこの本を買ってみたのですが、今の自分の状況とか考えにもドンピシャの内容で、どんどん吸収できることばかりだったので、一気に読んでしまいました。

マーケティングなんて、企業や経営者の戦略みたいなイメージがあったので、自分とは縁のない世界かと思いきや、この本に書かれてあることはそうゆうものに限らず「人にものやサービス(価値)を提供する仕事をしている人」であれば本当に色々なものに関わるものだと思いました。だから私のように音楽活動をしている人も、活動によってお金を頂く(ライブ・音源)ということは、その例外ではないのだと思います。

特に私が気になったところを、自分に照らし合わせた上でざっとあげてみると

・自分(売りたいもの)の「強み」を知り、自分が提供できる価値を理解する
・それをもとに、(既存の競合とは別の)新しい独自のカテゴリーを作る
・「何でもできる」器用貧乏ではなく、強みや売りを明確にしてブランドイメージを構築する
・そうした自らの特性を理解した上で、「どこで」戦うか考える(ターゲットを明確にする)
・買い手(顧客)目線=原点にたちかえる

この本ではマーケティング活動は「①何を ②誰に ③どうやって」の順で考えるのが基本だといっていて、まずは商品の特性や価値を理解した上で、その価値を提供する(需要のある)ターゲットを定め、そのターゲットや顧客層に合ったやり方で売り方やPRを考えていく、ということでした。

この本の中ではコーヒー屋、自転車屋、引っ越し屋、日本酒製造業など、様々な企業やお店の例がありましたが、いずれにも共通しているのは、同じようなものやサービスを提供している競合に勝つために、競合とどう差別化していき、選んでもらい、リピートしてもらったり、拡散してもらうか、といった工夫が素晴らしいものばかりでした。例えば小さな自転車屋は、いくら価格を下げようとしても価格競争で大型量販店に勝ることは厳しいという事実があり、その上で「自分たちにできること(価値)」として商品購入後の丁寧なアフターサービスを打ち出したり、チラシには商品写真だけでなく実際に使ってみた使い心地について載せていったり、またスターバックスも、他のコーヒーの安いお店にはない、値段の割に本格派の商品やゆったりしたスペースや安らぎのひとときを提供することで独自の価値を生み出していたり、随所で独自の価値を生かした上で、またその価値を求める層のターゲット顧客に訴えるような広告戦略を立てているのだ。これらは、単に安さだけを求めている層ではなく、その独自の価値を求める「多少高くてもいいサービスを受けたい」と考える層の顧客をターゲットにして、成功しているという例であった。


そういった例を観て来た上で、やはり自分の強み、提供できる価値って何だろう、と考えた。
はっきり言って私は、口も下手だし、押しも弱いし、金儲けには無頓着だし、「商売気質」とは全くかけ離れた性格で、商売のセンスはほぼ皆無だと思う。ただ、単純に音楽というものに関しては歌もしっかりしていたいし、曲も音源も本当に質のいいものにこだわりたいし、妥協はしたくない。それはまず強みというか、自分のゆずれない軸であると思う。そしてその他の自分の性格や特技などを考えた上で、それを新しい価値として自分の目指す独自のカテゴリーを作ることが必要だと思う。

そして、その次にやらなきゃいけないのが、その価値を「誰に向けて」発信していくかということ。
正直、今居る場所は自分が目指すべき方向とか本来発信すべきターゲットとはミスマッチなところが多いと思っていて、ただ自分の目指すものや独自の価値が曖昧な今の状態では、それを模索していきながら発信するターゲットというのも手探りで探していくものなのだと思う。

今まで私は、ただやみくもに「早くお客さんを増やさなければ」と焦っていた部分があったが、これを読んだらその考えは変わった。逆に自分に合わないやり方で、自分に合わないものを求めているお客さまに提供しようとすることは、あとで自分が辛くなるだけだと思う。いくらお客さんが多くたって、私はアイドルやホステスのようなものには絶対になりたくない。だからこれは自分の特性を知った上で、じっくり作戦を立ててどういった方々に向けていくべきなのか考え、トライしていく必要があるのだ。

この本をきっかけにとても考えることが多かったので、また別の機会にこれについて色々語るかもしれません。とりあえずは著者の理央周さん、ありがとうございました。マーケティングの基礎に触れて、また違う世界が見えたという話でした。

2014-12-16

Brian the Sun

どうもどうも、ここで勝手に紹介のコーナー! 
私が今個人的に一番おすすめしたい
「Brian the Sun」
というバンドを勝手に紹介したいと思います!
※ここでの記事はあくまで個人的な感想・意見ですので、表現が正しいかは分かりません。あしからず。

Brian the Sun 「神曲」(MV)
https://www.youtube.com/watch?v=xkGoHxln6C0&feature=youtu.be
Official Site
http://www.brianthesun.com


そもそもこのバンドを知ったのは、とある同年代のミュージシャン達が集うイベントが開催されてたとき、そこに出演してる人たちのリストをみて、出演者のページや音源を色々みていたんですよ。その一組がこのBrian the Sunだったわけですが、正直最初に聴いた時点ではそんなにハマりませんでした。最初は曲のPVをみたのですが、見た目が少し幼い印象だったのと、ボーカルの声と歌い方が少し鼻にかかる感じにきこえて、「へーこうゆうバンドも同年代にいるのか」くらいの印象でした。ただ、しばらくしてまた思い出したようにもう一度曲が聴きたくなって、PVを繰り返しみているうちに「ん?この曲なんかいい!」となってきて、最初は癖があると思っていたボーカルの歌も、すごく心地よく聴こえて来て、特徴的な歌い方やサウンドがいい意味でのクセになってしまい、他の曲も何回も聴くようになって、次第にバンドの虜になっていきました。

(ちなみに私は最初にレディーガガを聴いた時も「なんじゃこりゃ」って思ったのですが、やっぱり何度か聴いているうちにはまってしまったんですよね。こうゆうちょっとクセのあるものって、入りに抵抗があっても何回も聴いてみたくなる「中毒性」があるのかもしれませんね。)

全体的に曲のコード進行も結構独特で、それ自体バンドの色になってると思いますし、なおかつキャッチーで歌いたくなるようなメロディーがのっているのが、絶妙なバランスで。そして何と言っても、このバンドは「歌」をすごく大切にしているのがよく分かります。バンドの中でもサウンドや楽器に歌が埋もれてしまってるものがあると思うんですけど、このバンドはそれが全くなく、歌を引き立たせるためのサウンドになっていて、その調和がホントに美しくてかっこよい。正直サウンドや楽器のことは私はよく分かりませんが、それぞれの楽器も歌をしっかり引き立たせてるってゆうのが個人的にすごく好印象です。そしてそのボーカル、サウンドの調和が織りなすイメージが、どこか「青春」を思い起こさせるというか、なんか子供でもないけど大人にもなりきっていないような、どこか思春期的な生意気さだったり、せつなさを感じるんですよね。それは彼らの見た目の印象しかり、クセのあるボーカルしかり、ちょっとかっこつけたような一生懸命な演奏の感じ、しかり。笑 

ライブにも2回ぐらいですが行ってみたことがあって、曲はもちろんめっちゃ好きだし、バンドとしても7年目で場数を踏んでるからか、いろんなバリエーションの曲をいい流れで組み込んできて構成もいいし、そして大阪人というのもあってかMC中のメンバー間での掛け合いも面白くて、すごく楽しくて熱いライブでした。

(ちなみに私、自分が何フェチかを問われるとすれば、バンドマンフェチの次に挙げられるのが「関西人フェチ」でして、流暢な関西弁を話してる人をみるとなんだか羨ましいというか、すごい羨望の目で見てしまうんですよ。笑 自分が東京人だから方言って漠然と憧れるんですけど、中でも関西弁がツボで、バンドマンで関西人の人に会うと、それだけですごいポイントあがっちゃうんですよね。笑)

どうでもいい情報で脱線しましたが、とにかく彼らは音源もライブもすごくいいのです!
メンバー全員かは分かりませんが、少し調べるとボーカルの森くんはじめメンバーのほとんどが私と同じ学年のようで、なんか親近感湧きましたし、同い年だけどすごいかっこいい音楽やっていて、仮にも同じ音楽を志す人間として、彼らはすごくリスペクトできます。

そして今回12月に新しいアルバムをリリースしたということで、もちろん買ってみたわけですが。
これがもんのすっっごくよくって、本当にBrianが好きになりました!

前回のアルバムは、それまでの主要曲をつめこんだ感じで、「なるほどこうゆう音楽性のバンドなのね」ってゆうのがよく分かる感じになっているし、すごくキャッチーベストアルバムみたいな印象だったのですが、
今回はコンセプトアルバムって感じで、今までの彼らになかった引き出しを意識して作られたようで、「えええ Brianってこんなこともでるの!!」「おおお、ここでそう来たか!!」ってゆう感じで、一つずつ曲を聴いていて終始驚きっぱなしでした。彼らのよさや持ち味は壊れてないと思いますが、それがより発展して進化した感じで、なんか「青春ポップ」な印象から「大人な技巧派クールサウンド」になってきたような感じで、本当に進化したなって印象です。(なんか上から目線ですいません。)

正直、前まで気に入って聴いてたインディーズのバンドでも、メジャーレーベルにいくとその事務所の意向なのか、すごく音楽性が変わったり、リリースする曲もなんか「商品用」に作られた曲って感じの味気ないものになっちゃったり、メンバーの態度や印象ががらっと変わってしまったりするバンドも多くて、そうなると私の場合それまで応援してても自然と心が離れちゃったりして。でもそれはメジャーに行ったら自分たちの思い通りにできるわけではなく、そうした方が彼らのためにもいいってゆう面もあるのだろうから、一概に悪いとは言えないのだけど。

Brian the Sunというバンドは現在はメジャーレーベルに所属はしてないと思いますが、実力もあって今すごく注目されてきていますし、今後メジャーデビューすることもあるかもしれません。ただ勝手な印象ですが、なんか彼らには「自分たちの芯を曲げない」というような反骨精神みたいなものも感じられて、メジャーと契約することが幸せなことかは分からないし、彼らが望んでるのかも分からない。ただ仮にメジャーに行ったとしても、自分たちのよさを失わず、いい方向に発展していってほしいな、と思っています。

そんなこんな、私が今イチオシする注目のバンド「Brian the Sun」。
今後の展開や成長に期待してます。ぜひみなさんもチェックしてみて下さい!

2014-12-16

12.10 鈴ん小屋ライブ 鑑賞レポ

どうもこんにちは。先日ちょっと久々に人様のライブを見に行って来たので、その鑑賞レポートをしようかと。やーこちらがほんとによいライブだったのです。

そして今回から「勝手に紹介・レビュー」ってゆうブログの新たなカテゴリーを作りました。自分の好きなもの、気に入ったもの、なんか気になって紹介したくなったもの、いろいろ勝手に記事にしていきたいと思ってますので、そうゆうのを書くときはここに入れておこうと思います!

そんなこんな久々に見に行ったというのは、以前対バンさせていただいた阿部浩二さんが出てらっしゃる鈴ん小屋のブッキングライブ。阿部さんが先月開催されたレコ発のツーマンライブに声をかけて下さったのですが、その時は用事があって行けませんで、次こそはと予定をチェックしてこの10日の鈴ん小屋だけはと、見に行かせていただいたのです。全国をライブして回っている阿部さんなので、たくさん機会があっても東京でやられる予定は限られているので、今回見に行けたのも貴重でした。そして阿部さんはもちろん、この日のブッキングはかなり神がかってまして、圧倒的にすごい方々が出られていて、ものすごい勉強になったのです。この日はライブ終わった瞬間すごい衝撃で、ブログに書かずにはいられない衝動に襲われました。

まず阿部浩二さんは今年3つのレコ発をするという公約を見事に実行され、以前いただいたCDに入っている曲や今回発売されたCDに入ってる新しい曲を中心に歌われていました。ロックバンド系のライブハウスで初めて拝見したのとはやはり雰囲気も違って、阿部さんの中でも鈴ん小屋はワンマンをやられたりした会場だそうで、ホーム感というか、ライブがすごくしっくり来てる感じがありました。MCやステージ以外の場所では、にこにこして少しシャイな感じの印象ですが、歌を歌われるとまず歌詞の攻撃性というか、社会的なことや女性のことなど、隠し持っている阿部さんの歴史や信条みたいなものがすごく強烈に訴えかけてきます。そして、阿部さんの歌は私の勝手な印象ですが、メロディー先行というよりも、歌詞を伝える「語り」が音に乗せられているような印象で、その心地よさが、例えれば落語のような古典芸能的なものも連想させるようでした。社会風刺だったり日常の些細な場面だったりを、流暢に語りながらも、そこに心地よいリズムがあって、独特な歌というか、楽曲も阿部さんが歌うからこそ成り立つ曲であるようにも感じました。やっぱり素晴らしかったです。

そして次に歌われた江崎掌さん。初めて拝見しましたが、阿部さんがMCで「上京して来たときに江崎さんのライブを見て弾き語りをしようと思った」とおっしゃっており、阿部さんの弾き語りの原点となる方ならさぞかし素晴らしい方だろうと思って期待してました。まず歌いだしから体を大きく動かして全身を使って演奏し、声を出されているのが印象深く、曲からも自然や大地など壮大なスケールを感じられる部分が多く、かと思えば他の曲では繊細で弱くはかない表現で歌われるものもあり、弾き語りならではの表現や、はたまたある意味弾き語りを感じさせない壮大さを思わせる部分もあったりして、その振り幅がすごいと思いました。そして30歳とおっしゃっていましたが、MCでの語り口や歌を聴いていると、なんだかもっと上の年齢の方に見えるようで、今まで生きてこられた人生や信条みたいなものがすごく興味深く、人間的な奥深さというような魅力を感じました。

歌や演奏の迫力や楽曲もすごかったですが、江崎さんも人間的にすごく興味をそそるような、人をひきつけるような魅力をもった方だと思います。ライブが終わって阿部さんにご紹介頂き少しお話もさせていただけましたが、とても人当たりのよく真面目で熱いものを持った方だと思いました。やはり阿部さんが弾き語りを始める前からのお知り合いで、色々なアドバイスをくださった方だそうで、阿部さんにとっても江崎さんの存在がすごく大きかったようです。

江崎さんは奥様と東北のボランティアの活動もされていて、そしてそこにかける想いもとても熱かったです。ボランティアもただむやみに何も考えず赴くと、本当に望まれてではなく単に相手に気をつかわせてしまうケースがあるそうで、それを考えた上で自分たちができることをやらせてもらえる、というようなお話をもらったタイミングで、初めてボランティア活動を始められたそうです。なんだかそのお話もすごく興味深くて「相手のためを想って」よかれと思い行ったことが、かえって相手に負担になってしまうこともあるのか、というのを初めて知りましたし、本当に人のために何かをするというのは単なる情熱や熱意だけではなく、頭や理性で判断して「何がどのくらい必要とされているか」というのを考えた上で行動に映さなければと思いました。長くなりましたが、江崎さんというアーティストの方も本当に素晴らしかったです。

そしてこの日トリだったのが宮国英仁さんという方で、こんな凄い日のトリとは一体どんなアーティストの方だろうと一層高まる期待。前の阿部さんや江崎さんとは一転、ゆるくて面白い感じのMCからスタートして、演奏はまさに「芸」とか「パフォーマンス」といった感じで、色んな声やギターの響きを自在に操っていて、なおかつ曲はいい意味で肩の力を抜いたようなへんてこ(失礼。笑)なものが多く、キャラクターが際立っていて一気にひきつけられました。まさに道を究めているという意味での「芸人」だと思いました。沖縄出身の方だそうで、そのような陽気で民謡的な雰囲気も随所に感じられることができました。ライブ終了後にお話しさせて頂いたとき、なんだかちょっと人見知りな印象だったのが、ライブとのギャップがあってまたよかったです。笑 

今回出会えた歌い手のみなさまは本当にすばらしくて、なおかつ私が初めて出会うタイプの独特の個性をもたれている方々でした。そしてみなさんに共通しているのが、人を惹き付ける人間的な魅力を持った方であるということで、ライブというのはどんなに歌が上手くて演奏が上手くて曲が良くても、そのアーティストや歌い手に魅力を感じるということが、実は凄く重要な要素なのではないかと最近気づき始めましたが、今回はそれが確信に変わるようなライブでした。

私自身もライブをやって人前で歌うことをしている立場として、本当にたくさん勉強させて頂けました。私自身、今の自分の立ち位置や方向性を選んだのも、音楽と並行して人間としての魅力を高めながら生きていきたいと思ったからです。だから音楽というカテゴリーでみればすごく窮屈だったり回り道に思えたりもするけど、今回のライブを見て自分の選んだ道にも少し自信が持てたし、進みたい方向に対してさらにモチベーションも高まりました。
本当に素敵なライブでした。私もまたがんばろう。


さてさて、私の活動の方では新たなライブが追加決定しまして、
1月7日(水)に渋谷 wasted timeさんでのライブが決定しましたー!
まだ詳細は未定ですが、こちらが新年一発目になるので、気合いを入れてきます。
新曲もやる!(宣言)と思うので、よろしくお願いします!
ではではー!

プロフィール

神楽サティ

Author:神楽サティ
神楽サティ(かぐらさてぃ)と申します。
シンガーソングライターの端くれをしています。R&B、Rock、歌謡曲などを含んだ「ポップス」を目指して、現在ライブハウスで活動中。主に気まぐれなつぶやきですが、よかったらのぞいていって下さい。

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